空耳図書館チャンネルを開設しました

【コレクティブ活動記録を公開しました】

空耳図書館コレクティブ①

言葉×身体×サウンドスケープ「わたくしといふ現象は 」

 「ちょっと不思議な読書会〜空耳図書館」では、3月11日公開の朗読動画『春と修羅 序』に向けて現在準備が進んでいます。今年の推薦図書は100年前のスペイン風邪、関東大震災の時代を生きた宮沢賢治の生前唯一の詩集『心象スケッチ 春と修羅』。最愛の妹の死に直面し深い喪失感を抱えながらも、賢治は生きるために言葉を紡ぎました。特に詩集冒頭の「序」は20代後半だった賢治の「芸術家宣言」とも受け止められます。

 コロナ禍の『空耳図書館のはるやすみ』では、今と重なる100年前の賢治の心象に想いを馳せながら、「わたくしといふ現象は」で始まる「序」を読み、非言語領域(音楽、ダンス、美術)で活躍するアーティスト、研究者とコレクティブにお届けします。

 疫病の時代を生き抜く知恵として、人類は祭りも大切にしてきました。賢治も死の直前まで地元の祭りを楽しんだという記録も残っています。今回の演奏実験は、横浜の福祉作業所カプカプ、港区コミュニティスペース「芝の家」の「祭り」でご一緒したコヒロコタロウです。円環の図形楽譜を使って「原体剣舞連」「鹿踊り」、歌舞伎の囃「序」をポリリズムで演奏しています。ここからライブ版「序」に発展させたいと思っています。

 また現在制作中の朗読本編では、「同時代的な感性」を共有する体奏家・新井英夫さんに宮沢賢治の心象を非言語で表現して頂きました。美術チームは昨夏の『東京アートにエールを』の走馬灯に続き、生命力の宿る「仮面」を制作頂いた小日山拓也さん、布の可能性を引き出す板坂記代子さん。次世代の手仕事が光ります。ちなみにこのコレクティブは20代から50代が参加し、社会的なキャリアを越えてフラットに関わる場の実験ともなりました。

 東日本大震災から10年目となる3月11日に本編公開です。目できく、耳でみる動画。どうぞお楽しみに。

○参加メンバー

新井 英夫(movement)、板坂記代子(textile)、石橋鼓太郎(reading&sound)、小日山拓也(mask &sound)、三宅博子(reading&sound)

ササマ ユウコ(Direction&Soundscape Design)

「コロナ時代の新しい音楽のかたちを思考実験する②空耳図書館の活動を中心に」(音楽分野・ササマユウコ個人活動/文化庁芸術文化活動継続支援事業)

○空耳図書館チャンネル開設しました。

https://youtu.be/Wtm2qV94HmE

○この件に関するお問合せ

芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト

空耳図書館ディレクター ササマユウコ

tegami.connect@gmail.com