生きる知恵としての「耳の哲学」

ササマユウコ(音楽家・芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト代表)

80年代後半、日本初の文化専門総合職として社会人スタートするも紆余曲折。ずっと音楽活動とのダブルワーク人生です。2000年代に洋の東西を越えたCD6作品を発表。2011年の東日本大震災を機に演奏活動を一時休止し、境界領域的なサウンドスケープの哲学を研究しています(弘前大学大学院今田匡彦研究室2011-2013)。町田市教育委員会生涯学習部を経て、2014年に「耳の哲学」実践拠点・芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト設立。芸術家や研究者が専門領域を越えて一個人として集いその「境界」に何が生まれるのか、何が可能になるのかを芸術の内側から提示しています。地域や大学連携ワークショップも。現在進行中:協働実験プロジェクト『聾/聴の境界をきく』、即興カフェ(音と言葉の哲学的実験)など。サウンド・エデュケーションを下地にした独自のワークショップもあり。tegami.connect@gmial.com


  代表のササマユウコは音楽家です。2011年の東日本大震災・原発事故以降、サウンドスケープ論を「耳の哲学」と捉え直し、世界の内と外を「音と言葉」から見つめています。

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「芸術と学術~人と人。つなぐ・ひらく・考える」このCONNECT/コネクトは、「耳の哲学」の実践・考察拠点として、2014年に相模原市立市民・大学交流センター内に設立しました。2018年は早いもので5年目に入ります。5月からは若い世代のレジデンス・アーティストも参加し、特に美術の領域に新しい風が吹くことを期待しています。さまざまなタイミングが重なって動き出した設立当初は、あれよあれよと有機的に広がっていくネットワークに実は内心慌てていて、2年くらいは追いつくのが精一杯でした。

 奇跡のような出会いが続く一方で、ある意味で鈍感力を発揮せねばならないような活動は本当に必要か、実はまだ判断がつかず日々迷いながら進んでいます。それでも快く協力して下さった皆さま、ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございます!5年間をあらためてふり返ってみると、社会的に意義があるかどうかは別として、サウンドスケープ論の「使い方」のひとつとしては間違ってはいないように思います。
 今年度は次のステップも視野に入れ、より「考える=哲学」の部分にコミットしながら、新メンバーのレジデンスも予定しています。これからも異分野・異業種・異言語の皆さま、何だかよくわからない活動かもしれませんが(苦笑)、コネクト活動をどうぞよろしくお願いします。
「耳の哲学」を生きる知恵として、芸術と学術、表現の自由、そして民主的な関係性を探究していきたいと思います。

 

連携する大学やコミュニティに地域の制限はありません。コネクトだから出来るコト、つながるヒト。さまざまな音の風景を編んでいきたいと思います。活動につきましては、お気軽にお問合せください。

                                                      2018年4月1日

芸術教育デザイン室

CONNECT/コネクト

  代表 ササマユウコ