2018年をふり返って(代表:ササマユウコより)

 平成最後の1年は、大阪や北海道の地震、台風や水害、夏の猛暑など、地球からのメッセージに真摯に向き合うためにあったような気がします。自身がコネクトの活動に至った大きなきっかけは2011年東日本大震災・原発事故でした。そして同年秋から始めた弘前大学今田研究室でのサウンドスケープ研究、「まちだ市民大学」運営経験からの延長線上にあります。 
 2014年にコネクトを立ち上げてからの5年近くは本当に色々な出会いがありました。快くお力添え頂いたすべてのアーティスト・研究者の皆さま、知らぬ間にサイトに「いいね」を下さった沢山の方たちに、1年の終わりにあらためてお礼申し上げます。気づけば2011年からの8年近くはあっという間でしたが、自身にとってはまだ昨日のことのようで、当時の記憶をどこか遠くに追いやってしまおうとする社会の流れには戸惑いも感じています。しかし「考える」ことを決して止めないでいたいと思います。
 コネクトの在り方は、今どきの言葉だと「ティール組織」とでも言うのでしょうか。人と人が有機的に個人としてつながり、ひらき、考える、響き合う場を目指しています。本来は自然で当たり前の関係性がなかなか難しくなってしまった今だからこそ、自然の音風景を編むように、活動そのものも声高ではなく風景のように存在できたらと思っています。そしてそれが実はいちばん難しい社会になりつつあると感じる今日この頃。もっと頭と心に風穴をあけて、深呼吸をしましょう。そういう場を少しでも生み出せたら幸いです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

「つなぐ・ひらく・考える~芸術と学術、人と人。」
CONNECT/コネクト代表 ササマユウコ

3月までのイベントから
【参加者受付中】2月2日(土)15時 第7回「即興カフェ 節分前夜|ウチはソト、ソトはウチ」2018年1月開催「音と言葉のある風景」第2弾。どなたでもお気軽にご参加頂ける大人たちの放課後です。学生割引あり。助成:日本音楽即興学会
@四ツ谷サロンガイヤール
詳細 http://www.facebook.com/improcafe

【2月に詳細告知】3月17日(日)13時~
「おとなの空耳図書館~ところで「哲学カフェ」ってなぁに?(仮)
 街中の喫茶店で10年以上にわたり「哲学カフェ」をひらいている寺田俊郎先生(上智大学哲学科長)をお迎えして、「哲学カフェ」を気軽に体験してみます。
ユニコムプラザさがみはら


ササマユウコ(音楽家/CONNECT代表)。
80年代後半、日本初の文化専門総合職として社会人スタート。音楽活動との紆余曲折ダブルワーク人生です。2000年代はインディーズ・レーベルを運営し洋の東西を越えたCD6作品を発表。2
011年の東日本大震災を機に演奏活動を一時休止し、境界領域的なサウンドスケープの哲学を
研究しています(弘前大学大学院今田匡彦研究室2011-2013)。町田市教育委員会生涯学習部を経て、2014年に「耳の哲学」実践拠点・芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト設立。芸術家や研究者が専門領域を越えて一個人として集いその「境界」に何が生まれるのか、何が可能になるのかを芸術の内側から提示しています。地域や大学連携ワークショップも。現在進行中:協働実験プロジェクト『聾/聴の境界をきく』、即興カフェ(音と言葉の哲学的実験)、空耳図書館など。
サウンドスケープを知るためのワークショップ(サウンド・エデュケーション)進行役もしています。 tegami.connect@gmail.com