『即興カフェ』ワークショップ「ストリングラフィと紙のサウンド・エデュケーション』を開催しました。

コネクトの根幹にもある「サウンドスケープの哲学(耳の哲学)」を、身体を通して学ぶワークショップを開催しました。カナダの作曲家Mシェーファーと弘前大学今田匡彦教授との共著『音さがしの本~リトル・サウンド・エデュケーション』は日本の子どもたちに向けて書かれ、音楽教育を越えた生きるための全的教育テキストとしても広く読まれています。2011年から2013年まで今田研究室にて研究した代表のササマユウコは長年音楽家としても活動しており、サウンドスケープ論を「耳の哲学」と捉え直した実践拠点としてコネクトを2014年に設立した経緯があります。そしてコネクトと個人活動は区別をしてきましたが、活動5年目の今年からは根幹である音楽の視点から他分野とシンクロする場を積極的につくり、最終的にはひとつの活動に統合する予定でいます。
 この日は平日午後の突然の開催にも関わらず、音楽、美術、哲学、写真等、ジャンルを越えた人たちの集まりとなりました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

即興カフェではワークショップのほかに実験イベントも不定期で開催しています。1月には『音と言葉のある風景』と題して、笙奏者の石川高さん、『サウンド&レコーディング』の國崎編集人をゲストに開催しました。

次回は8月17日。協働プロジェクト「聾/聴の境界をきく」の応用編として、舞踏家・雫境さんをゲストに即興セッションと参加者を交えた対話の時間を設けます。どうぞお気軽にご参加ください。

◎詳細は『即興カフェ』専用FBページにて。http://www.facebook.com/improcafe/