2018年度活動報告


5年間のふりかえり

コネクト通信2018号バックナンバーはこちらからご覧ください。

 コネクトは相模原市立市民・大学交流センター(ユニコムプラザさがみはら)内のシェアオフィスに拠点があります。活動場所は地域に限らず、ここで生まれたものを全国に発信するようなイメージです。1年ごとに内部審査があり、3年ごとに外部審査を受けて入居資格を得ています。現在、5年間の活動の精査を行っていますが、2019年から2020年の1年間は6年目の集大成となるように「未来」を視野に入れた展開を考えています。

 この5年間をふりかえると本当に沢山の、まさに想定外の出会いや出来事の連続でした。北は弘前から南は大分まで足を運びました。当初の3つの目的「つなぐ・ひらく・考える」では、芸術家と研究者のネットワーク構築(つなぐ)、ワークショップ(ひらく)の中間支援的な役割を考えましたが、活動の中で次々と大きな出会いや変化があり、途中からコネクトそのものの役割が有機的に変り始めました。代表個人が本来の姿(音楽家)に戻り、コネクトの活動ともつながったというか。「芸術と学術、人と人。」は「本当の意味でひらかれた場」があれば自然とつながることを実感しました。特に次世代のアーティストや研究者たちには、アウトプットよりもインプット、「過去と未来」をつなぐ「今」の必要性を感じました。日頃アウトプットを要求される人たちこそ一度立ち止まり「考える」場を必用としている。それは「ワークショップ」や「勉強会」とも少し違った、個人としての表現の自由が保証された場と時間の実験です。そこからリベラルアーツとしての本来の「芸術」が生まれる。そこから地域や社会に「新しい知」としてひらいていくことが出来たら素敵だなと思いましたし、コネクトならではの哲学や美学をもっと言葉にして伝える必要性も感じています。
 少し抽象的なお話しになりましたが、2019年度は「空耳図書館」「即興カフェ」「聾/聴の境界をきく」の3つの場の個性や役割を活かしながら、芸術家、研究者、そして地域の皆さんと一緒に自由で深くて楽しい「考える」場を作っていけたら幸いです。「今」を実感できるような。

◎日々の活動は主にFacebookでお知らせしていますのでどうぞこちらもご覧ください。

 専用Facebookページ http://www.facebook.com/coCONNECTnet/


【2018年3月までの予定】
1月末日まで

「柴田源太/よるぱん」展@植物園カフェ
企画:沼下桂子
主催: Plactical case Interviews実行委員会、社会福祉法人アトリエ(植物園カフェ)
協力:芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト

2月2日(土)即興カフェVol.7
「節分前夜|音と言葉のある風景②ウチはソト、ソトはウチ!」

出演:石川高(笙)、鈴木モモ(ストリングラフィ)、國崎晋、ササマユウコ(ピアノ)
助成:日本音楽即興学会 

企画:即興カフェ 主催:芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト

 

3月17日(日)おとなの空耳図書館「やってみましょう!哲学カフェ」→レポート
進行役:寺田俊郎(上智大学哲学科教員、カフェフィロ設立メンバー、『哲学カフェのつくりかた』共著・大阪大学出版会)

ユニコムプラザさがみはらのマルチスペースにオープンな場を作り、気軽に「哲学カフェ」を体験してみます。
主催:芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト
協力:ユニコムプラザさがみはら


協働プロジェクト「聾/聴の境界をきく」

アートミーツケア学会青空委員会・2017年度公募助成プロジェクト『聾/聴の境界をきく~言語・非言語対話の可能性』(協働メンバー:聾|雫境、CODA|米内山陽子、聴|ササマユウコ)のふりかえり、応用編として8月17日即興カフェにて「真夏の夜に|言葉のない対話」を実施しました。
ふりかえりの概要はアートミーツケア学会発行のニュースレターで報告しています。またこのプロジェクトやワークショップは今後も主に「非言語表現」に焦点をあてて不定期で継続していく予定です。
●「聾/聴の境界をきく」Facebook専用ページ http://www.facebook.com/Deaf.Coda.Hearing/


ユニコムプラザまちづくりフェスタ

10月の第6回ユニコムまちづくりフェスタ(ユニコムプラザさがみはら)に参加しました。
今年度はコネクト・レジデンスアーティストとして女子美術大学版画研究室の後進育成や上野新文化構想実行委員会のスタッフでもある沼下桂子さんの仕事も紹介しています。沼下さんが展開中のPlactical Case interviewsの活動もご紹介しています。コネクトとしては2014年からの5年誓い活動をふりかえる内容となりました。
以下、2015年2月から4回目の参加となる「まちづくりフェスタ」のアーカイブ写真です。


ササマユウコ

(コネクト/CONNECT代表・音楽家)

1964年生まれ。都立国立高校、上智大学文学部教育学科卒業(視聴覚教育・教育哲学)。80年代に日本初の「一芸入社」(音楽)で文化・メディア総合職に。そこから音楽活動とのダブルワーク人生です。2011年東日本大震災を機に創作活動を休止し、弘前大学大学院今田研究室でサウンドスケープ論を「耳の哲学」として研究。同時期に町田市生涯学習部まちだ市民大学を約4年担当。この経験から2014年に相模原市立市民・大学交流センター内に芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト設立。芸術と学術、アーティストと研究者の間に生まれる21世紀型のオルタナティブな「知」を探っています。「即興カフェ」、「空耳図書館」、「聾/聴の境界をきく」「路上観察学会分科会」、音の哲学ワークショップ(サウンド・エデュケーション)、学会発表、執筆等。 

所属:アートミーツケア学会、日本音楽教育学会 日本音楽即興学会

ワークショップ、レクチャーのお問合せなど  tegami.connect@gmail.com