2017年度活動報告【3月まで更新中です】

第4回『空耳図書館のはるやすみ~はるのはじまり、いのちのたまご』
 進行|aotenjo(外山晴菜、橋本知久)、ササマユウコ

平成28年度子どもゆめ基金助成事業・読書活動

 昼と夜が同じ長さになる3月21日(春分の日)に、第4回「空耳図書館のはるやすみ~世界のはじまり、いのちのたまご」を開催しました(@和光大学ポプリホール鶴川・エクササイズルーム)。

 今年は世界で注目されている南インドの出版社TARA BOOKSの手製絵本『世界のはじまり』を「ちょっと不思議な読書会」にしてご紹介しました。身体や朗読から会を進めてくれたのは、空耳図書館から誕生したaotenjoのおふたりです。また今回、メイン・ビジュアルを手掛けて頂いたKoki Ogumaさんは2014年に板橋区立美術館で開催されたTARA BOOKSワークショップに参加の後、半年間の現地レジデンスを経て、2017年12月にTARA BOOKSから初絵本『床屋のジレンマ』(英語版)を出版されました。


活動4年目に入りました

 

2017年6月 コネクトの活動が準備期間も含めて4年目に入りました。

引き続き、ここから1年間は相模原市立市民・大学交流センター(ユニコムプラザさがみはら)を拠点に活動していきます。

協働プロジェクト|聾/聴の境界をきく~言語・非言語対話の可能性
メンバー|雫境・ササマユウコ・米内山陽子 助成:アートミーツケア学会青空委員会

協働ロジェクト『聾/聴の境界をきく~言語・非言語対話の可能性』が、8月にアートミーツケア学会青空委員会の公募プロジェクトに採択されました。
昨年公開されて話題となった聾者の音楽を描いたアート・ドキュメンタリー『LISTEN リッスン』。このプロジェクトは映画公開時に対談に呼んで下さった共同監督・雫境さん|舞踏家(聾・Movement・身体)、米内山陽子さん|劇作家・舞台手話通訳(CODA・Sign Language・言葉)、ササマユウコ|音楽家(聴・Soundscape・音)を主要メンバーに、それぞれの専門性を活かしたプログラムの開発を進めています。また同じく『LISTEN リッスン』監督の牧原依里さんにも助言を頂きながら、3月までを準備期間として「聾と聴」が共にあるワークショップのかたちを模索しています。

第1回リサーチ活動を11月19日にアーツ千代田3331にて開催しました。
参加者は聾者・聴者を問わず舞台関係者、手話学習者、音楽療法士等の専門性の高い12名(定員)の参加となり、予定の2時間半では足りないほどの濃密な時間となりました。
 前半は「非言語コミュニケーション」をテーマとし、進行役・雫境さんも手話(言葉)を使わず、ジェスチャーと絵を駆使して内容を「伝え」、聾・聴の参加者もその情報を推測し、イメージし、時には勘違いしながら非言語の世界を体験しました。言葉を外した世界は聾・聴の境界線を忘れるほど和気藹々と笑いも絶えない雰囲気で、参加者同士がつながっていきました。特に導入に取り入れた聾の世界にある「サインネーム」は、聾と聴それぞれの文化の違いを知り、また距離を近づけるプログラムだと感じました。

 一転して後半は、聴者を前にネイティブ・サイナー同士の対話が繰り広げられました。(雫境さん、米内山さん担当)。ふたりの約10分間にわたる「おしゃべり」をじっと観察する中で、聴者の中にどんな感情や理解が生まれたでしょうか。アンケート報告等はまた別途お伝えしたいと思います。

 この時間では、思いがけず聾者の方から「内容がわからないという表情の(聴者の)皆さんを前にして、いつもの自分をみているようだった」という感想があがり、はっとしました。異文化理解には相手の立場を「想像する力」が何より欠かせませんが、実際に「世界を反転」させて体験してみることが最も理解が進むのではないかと思えました。
 また最後には、この日の感想を「文字(視覚化)」し「声」や「手話」にするプロセスを経験してみました。目と耳で「伝える」こと。文字と声(手話)にはどんな違いがあり、またコミュニケーションそのものに「変化」を与えるのか。この世は「言葉」で出来ていることは間違いありませんが、言葉の受けとめ方、発信のしかたひとつで、さまざまな効果や誤解が生まれることも事実です。
 言葉は世界をつなぎ、時に分断する。非言語のコミュニケーションを上手く取り入れることで、柔らかな世界が生じる可能性もあらためて実感するリサーチでした。

(ササマユウコ記録)

次回開催は2018年3月21日(水・春分の日)です。お申込みは2月16日(金)より。

ソフィア哲学カフェ|シネマ哲学カフェ『LISTEN リッスン』上映会+哲学カフェ

11月24日、ソフィア シネマ哲学カフェ『LISTEN リッスン』上映会+哲学カフェが開催されました。
約50名(定員)の参加者が手話・筆談・発話グループに分かれ、上映後の対話、また両監督を迎えての質疑応答が行われました。

進行:寺田俊郎(上智大学哲学科教員)

主催:上智大学グローバルコンサーン研究所

共催:聾の鳥プロダクション

協力:芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト  当日の様子→

アートミーツケア学会@京都に出席しました。

助成を頂いているアートミーツケア学会に出席いたしました。

会場:

京都市立芸術大学、京都芸術センター

 

前夜祭として京都芸術センターでは、会場の鷲田清一氏を席主に、学会の母体であるたんぽぽの家の皆さんが素敵なおもてなしを担当する茶会『不意の味」から始まり、京都市立芸術大学を会場に会場を移した初日は、基調体操『集団のアホーダンス』として、砂連尾理さんを進行役に大きな舞台装置を力を合わせて運んだり、自分自身がみんなに持ち上げられたりする「非日常の身体」を体験しながら、普段堅くなりがちな頭と身体をほぐす「アート本来」に立ち返るような時間から始まりました。
 この学会はアカデミズムと実践(現場)の交流の場として、分野や社会的立場も越えた交流の場も多く、コネクトは会の在り方にも共感しています。
次回2018年は初の?東京(女子美術大学)での開催です。どうぞご注目ください。