「まちを歩こう、まちをつくろう!」第2回まちづくりフェスタ(市民・大学交流センター@ユニコムプラザさがみはら)に参加しました

相模原市立市民・大学交流センター(ユニコムプラザさがみはら)で開催された「第2回まちづくりフェスタ」にコネクト企画「まちを歩こう、まちをつくろう!」で参加しました(このセンターには、コネクトのオフィスも入っています)。
今回は、共に桜美林大学講師で劇団青年団に所属する山内健司さん(俳優)と、路上観察学会分科会リーダーでもある鈴木健介さん(舞台美術家、漫画家)をお招きして、公募による路上観察体験と、おふたりが講師を務めた昨年夏の桜美林大学プルヌスホール劇場ワークショップ「おいでよ、ぼくのまち~もうひとつのふちのべをつくる」を公開で事例報告して頂きました。(進行:ササマユウコ)

写真(左)山内健司さん、(右)鈴木健介さん
写真(左)山内健司さん、(右)鈴木健介さん

前半の路上観察では昭和の面影が色濃く残る商店街「大野銀座」と「南新町」を歩きました。飛び入りでご参加頂いた地元の小学1年生とお母さんが案内役となった、その町に暮らす人ならではの情報と共に歩く何とも楽しい観察会となりました。参加者のさまざまな視点を分かち合いながら、知らない人同志が一緒にまちを歩く楽しさには、年齢性別、コミュニティを越えて人をつなぐ不思議な力があります。路上観察学会分科会がこの商店街を歩くのは実は二度目なのですが、初回では気づかなかった新たな発見も多々ありました。
後半の公開レクチャーでは、昨夏プルヌスホールで行われた5日間の「まちづくり」ワークショップの様子が、豊富な写真資料とともにステージで報告されました。同時に「劇場」という非日常の空間を日常としている芸術家が、自身の言葉でウチとソトの世界をつなぐ貴重な場ともなりました。昨夏のワークショップは、準備段階から講師と学生スタッフとの「まち歩き」が重ねられ、アートの視点でまちを捉え直す作業が行われたそうです。ここでスタッフ同志がお互いの「視点」を分かち合うことで、思いがけないアイデアが引き出されワークショップの内容も豊かになる。劇場いっぱいに子どもたちと芸術家がつくりあげた「もうひとつのふちのべ」は、リアルと夢が混ざり合った「未来のふちのべ」でもあるのです。それと同時にラジオやツアー、盆踊りやSNS(巨大伝言板)などの仕掛けも施され、ワークショップに関わった全ての人たちの「つながりの物語」も見えてくる理想的なコミュニティの在り方も示唆していました。

生の舞台や音楽は「その場限り」の儚さと美しさを秘めた時間芸術です。けれどもそこに「教育」の視点が加わった時、関わった芸術家にはソトに向けた言葉を用意し、伝える責任が生まれることをあらためて意識したひとときでした。一番前の席で熱心にお二人のレクチャーを聞いていた小学生たちが、最後に「こんなワークショップに参加してみたい!」と感想をくれたのが何より嬉しい瞬間でした。みんなでまちを歩いたり実際につくってみる体験は、子どもたちの想像力や創造性を養うと同時に、暮らしを内側からデザインして外の世界とつながる「生き方」に気づかせてくれる大切な機会となることでしょう。同時に劇場や舞台芸術を積極的に外にひらこうとする芸術家の存在に希望を感じるのでした。

 

◎劇場いっぱいにジオラマをつくることから、つくえの上での小さな模型づくりまで、さまざまなアレンジが可能の「やまけん&スズケン まちづくりワークショップ」。ご興味のある方は詳細資料を差し上げます。コネクトまでメールでお問合せ下さい。

 

※今回の「まちあるき」と「サウンドウォーク」については、後日あらためて「ともに歩くこと」をテーマに考察レポートをおとどけします。

2014年度プルヌスホール劇場ワークショップ「おいでよ、ぼくのまち~もうひとつのふちのべをつくる」から
2014年度プルヌスホール劇場ワークショップ「おいでよ、ぼくのまち~もうひとつのふちのべをつくる」から