女子美術大学「泥沼コミュニティ」ミニ展示「はしもとで考えたことを、はしもとでできるのか?」@アートラボはしもと

泥沼コミュニティのユニークな「視点」が、ドローイングと共に紹介されています。
泥沼コミュニティのユニークな「視点」が、ドローイングと共に紹介されています。

美術系、芸術系大学と地域が連携したアートプロジェクトは、どちらかと言えば地方都市を先行に、現在は東京都市郊外でも広がりを見せています。さがまち+でご紹介した女子美術大学の助手などで構成されたグループ「泥沼コミュニティ」(沼下桂子(女子美助手)、萩原綾乃(女子美助手)、榎本浩子(女子美大学院修了)も、ここから1年をかけて橋本商店街と共に何ができるのか、「アートの視点で」じっくりリサーチを重ねています。

橋本駅周辺には美術大学が多く、商店街の40店舗余りで美大生の小作品を展示できるシステムもあり、もともとアートが関わりやすい雰囲気はあるようです。しかし「地域活性等を目的にすると真面目に構えてしまいがちなので、このプロジェクトではアートの’自由’を見失わないように心掛けています」と沼下さんが語られるように、彼女たちの「視点」はいわゆる「まちづくり」とは一味違った、どこか民俗学的ですらあるユニークなものでした。その中の一部をご紹介すると・・


〇庚申待(こうしんまち)
劇作家の岸井大輔氏が主催するイベントを橋本のファミリーレストランで実施予定。庚申待とは江戸時代に庶民の間で流行った民間行事で、60日に一度めぐってくる庚申(かのえさる)に皆が集まって徹夜で過ごす。(2月13日実施予定)

 

〇泥沼講
リサーチ中に橋本に今なお残る「講」(主に江戸時代に大衆に浸透していた地縁的組織)の存在を知る。これを掘り下げてコミュニティを考えてみる。


〇大型ショッピングセンターで広場をさがす

アーティスト・吉田和貴と行う(時期未定)。大型ショッピングセンターをひとつの街に見立てて、その中を街歩きのようにリサーチする。

 

など9つの「視点」が、榎本さんのドローイングと共に提案されています。

いつも暮らす街をちょっと違う角度から眺めてみることで「日常の中の非日常」に出会う心踊る瞬間。それがまさに「芸術」ではないかとコネクトでも考えていますので「泥沼コミュニティ」にはとても共感するものがありました。彼女たちの「視点」に触れに、どうぞお立ち寄りください。
〇アートラボはしもとで15日【日】まで開催中。


■「泥沼コミュニティ」の活動は2016年3月まで続きます。実施されるイベントにつきましては、専用Facbookをご参照ください。