川崎市アートセンター(アルテリオ映像館/アルテリオ小劇場)

川崎市アートセンター。新百合ヶ丘北口徒歩3分。
川崎市アートセンター。新百合ヶ丘北口徒歩3分。

 現在の小田急線町田駅と相模大野駅には残念ながら「映画館」が存在しません。これだけの人口を抱えながら不思議な気もしますが、小田急線町田駅周辺の映画館はいつの間にか全て姿を消してしまいました。

  しかし都心の映画館まで足を運んだ時代は終わり、ハリウッド映画や全国ロードーショー作品は、今では新百合ヶ丘や多摩センターのシネマ・コンプレックス(複合型映画館)で気軽に観ることが出来ます。JR橋本駅や南町田駅にも同様の映画館があり、ショッピングセンターの延長線上に映画館が位置付けられました。娯楽作品は日常の中にある非日常とも言えます。
 一方、意外と知られていませんが、新百合ヶ丘駅には神保町の岩波ホールや渋谷のユーロスペースなど、いわゆる「通好み」のアート作品や社会派ドキュメンタリーなどを扱っている公共の映画館「川崎市アートセンター/アルテリオ映像館」があります。沿線の連携大学を始め、さまざまな割引制度もあり、珍しい古典の名作を流していることもあります。地味でもキラリと光る良質な映画から、娯楽作品とは一味違った人生や文化に出会う貴重な機会を、若い方たちにも是非持って頂きたいと思います。

 新百合ヶ丘には日本映画大学があり、この川崎市アートセンターは大学と連携した芸術教育施設としても機能しています。しかもアートセンターでは映画だけでなく、こちらでご紹介した「ほうほう堂」も出演した小劇場も併設し、寄席を始め夏休みワークショップ等も開催されています。ちなみに2015年1月17日(土)(会場:日本映画大学新百合ヶ丘キャンパス)、18日(日)(会場:アルテリオ小劇場)には、「こどもが映画と出会うとき〈映画と教育〉シンポジウム~上映会&シンポジウム」が開催されます。17日には「こども映画教室2014年」の作品を一挙上映し、18日は映画と教育について考えるワークショップ事例報告等のシンポジウムが開催されます。ご興味のある方はこちらの公式サイトをご参照ください。 http://kodomoeiga.com/