参加者アンケート①

第1回結果

参加者は日頃芸術活動・身体表現に関わっているか?(YES 91%)

 種類|ダンス、手話パフォーマンス、手話歌、演劇、ろう者劇団、人形遣い、音楽

日頃の芸術活動が「非言語対話」の役に立ったか? (YES 100%)
|どのように役に立ったか|

 ・観て「なんとなく」理解できる
 ・テーマを与えられて動く時
 ・感じたことを伝えたり、人の表現を感じ取る
 ・聞こえない言葉を聞こうとする
 ・身体でイメージを伝える
 ・よくわからなくても、とりあえずやってみる


聴者の耳栓使用率(77%)
|使用した理由|

 ・なるべく音が(耳に)入らないように。ただし、もともと違う言語でコミュニケーションして いる者同士であれば必要ないのかもしれません(音声よりも言葉の意味を入れないため)

 ・言葉に頼りたくない。見ることに集中したい。音のない世界を感じたかったから。

 ・きこえない状態を体験したかったから。

 ・閉ざすと開くかな、と思った。

 ・聴覚以外の感覚に集中するため。
 ・わりと皆さんが手を伸ばしたのでつられて・・

|使用しなかった理由|
 ・
映画『LISTENリッスン』を観た時に使用して、ちょっとモソモソしたので、遠慮しました。耳栓がなくても「聞こえないモード」になれる方でもあります。

 ・本当はしたかったし、無音状態で過ごしたかったが、身体的に(耳に)物質を入れるのが苦手。


聾者/聴者のコミュにケーション手段は何か参加者の日常
 ①手話(通訳含む)②筆談 ③インターネット(スマホ、メール) ④絵、体験の共有(特に聾者から)


|理由|
手話勉強中のため

・インターネット、手話は共通のコミュニケーション手段だから

・手話は言葉では言えないことを素直に表現できる。

・手話は大きく空間を見ることができる。

・一緒に楽しむ経験こそ、親しくなれるきっかけのひとつだと思う(聾者)。

・手話がわからないので筆談、インターネット。(今回)手話を勉強したいと思った。

・筆談に加えて、可能ならば口の形や身振りなども併用できればと思った。

・言語に興味があるので、手話という新しい言語を学びたいと思った。

・相手による、状況に合わせて(聾者)

・まず、気持ちがいちばん大事だと思う。話す気があれば方法を探すので。


自由に感想意見、今後の希望など

・さまざまな「壁」をすりぬけて共同(協働)できるような、たくさんのたくさんの可能性を秘めた活動だと感じています。できれば次回もお邪魔したい。

・WSが特に面白かった。なかなか意味を離れられないのは、みんな同じなのだなあ・・輪になって動きを即興的にまわしていくのは凄く高度だと思いましたが、あれがけっこう自分や他の人の発見になりました。

・表現力、発想力を鍛えたいと思っているので、とても参考になりました。今後、聾者とステージに立ちたいと思っているので、このイベントを定期的にやってほしいです。

・本日のプログラムには、教育の現場(小学校、中学校、幼稚園)でも役に立つと思った。国際(海外の人たち)とのコミュニケーションにも。

・手話は習いたいと思うし、なかなか味わえない内容だった。言葉では表現しづらく・・大切にしたいし日常に活かせるよう!やさしさと、場づくりに生かしていきたい。2回目、3回目参加したいです。

・境界・・相手を理解したいという気持ちがないと、遮断されてしまうんだと改めて感じました。固定観念にとらわれない柔軟なアタマ、ココロを持ちたいです(聾)。

・あたたかな空間につつまれた生きた時間を感じました。また自分の感覚の使い方で新しい体験を得ることができた気がします。手話を美しく感じました。

・とても楽しかった。ドキドキした。ワクワクした。感覚と想像力がうれしくなった。

・人とコミュニケーションをとるための言葉が、言葉が通じないと人と人の世界に隔たりをつくる、世界を分けてしまうと改めて思いました。逆に非言語コミュニケーションの曖昧さの中に寛容さや豊かさを感じました。曖昧さの中にも確かな点のようなものをとらえようとする意識に気がつきました。

・とても面白く興味深い時間でした。これからどのよに深まっていくのかとても楽しみにしています!ありがとうございました。

・もう少し広い場所でやってほしい。

・いろんな個の世界とふれあって楽しかったです。ありがとうございました。


自由筆談から

いつも使っていない脳を使ったような・・We are very tired. But Very Hppy.

・何をやるのか言葉での説明がないのは難しかったですが、途中で思い出したのは、言葉で説明されても私はよくわからないことが多く、こうかなと思ってみてやると間違っていたりするので、実はあまりかわらないかなと思いました。ただ、こういうことだな!という「正解」的なものに近づいていってるかも、少し遠ざかったかもと常に最後まで、トライアンドエラーアンドまたトライをつづける感じが新鮮でしたし、サインネームをいろんな人経由で本人にもどす、というのは最後までわかってなくて場を混乱させたと思います。いろんな人がいろんな風に理解して、修正したり、しなかったりしているさまが、興味深かったです。

・伝えることの難しさ、表現することの難しさ、すべてが興味深くすべてが学びである。

・人に何かを伝えるための言葉が通じないと、人を断絶するというか、世界に分けてしまうものにもなるんだなと改めて感じました。逆に非言語のあいまいさの中に、豊かなものを発見したり、あいまいながらも、確かな点のようなものをとらえようとする意識に気づきました。

・はじめは、’何か‘を伝える方向やゆくえを気にして追っかけていました。~途中は絵~ふだん「耳で聴いて、言葉の意味を伝える」やり方をそのまましていた感じ。それは、忙しいし、もどかしい。ワークショップの途中で、聴き方や、見方(みるやり方)の感覚がふっと変わる瞬間がありました。場の空気?や、やりとりをしている人の様子ぜんたいを見る/聴くことへ?

・うーん、言葉にならない。雫境さんとの米内山さんの手の動き、顔の動きが美しくってびっくり。WS中みんなで即興で動きをまわしていった時、風景がみえた。言葉(意味)じゃないけど、完全に言葉(意味)じゃないわけでもない。あいまいなカタチがとても美しかった。

・おしゃべりなんだけど、言葉がないと楽しい。言葉はもどかしい。伝えたくて生まれたんだろうに。言葉に、気持ちがまとめられてしまう。音のない世界と、言葉のない世界は、また違うんだな。

楽しかった!(多数)

・いかに自分の頭の中がカタイかわかった。これはこういうこと、というように。ことばなどにしばられている。次のイメージへ膨らませることが苦手。言葉に頼らず伝え合うには、共通イメージ、想像力がいるなあ。伝わると楽しい。相手をもっと知りたいと思う。

コトバも、カラダもムゲン。その国の言葉がわからない旅人のようであった。サインネームかえようかな・・

・自分のもっている映像イメージとは違った表現をされた時、瞬時にそこから生まれるイメージを創り上げていくのが楽しかった。手話だけの会話の時、手話がわからない人たちは、ふだん聾者が聴の世界に置かれている現状を知ることが出来たのでは?逆に「???」な顔を見れて客観的に改めて知ることができた感じ(聾)。

・また、会いたいよ~。あたたかい時間。1つの表現で100通りの見方がある。1つのメッセージも無数の伝え方がある。どれも個性が表れ懸命に理解し合おうとする気持ちがお互いの関係性を作っていく気がする。初めての人ともありがたい時間。

・自分のサインネームが嬉しい。身体の動きがとなりの人とグラデーションになってつながった時、時間を忘れる。言葉を使わずに気持ちが伝わった時、やわらかくて嬉しい。美しい手の動き


協働プロジェクト『聾/聴の境界をきく~言語・非言語対話の可能性』

メンバー:雫境 舞踏家|聾・Movement・カラダ
     ササマユウコ 音楽家|聴・Soundscape・オト
     米内山陽子 劇作家・舞台手話通訳|CODA・Signlanguage・コトバ
助成:アートミーツケア学会青空委員会2017