【リサーチ実施期間】

2017年9月1日~2017年3月末日

協働実験プロジェクト『聾/聴の境界をきく~言語・非言語対話の可能性』


●レポート①
「考察の前に~聴者からの視点」(ササマユウコ)掲載しました。(2018.4.25)


【報告】2018年3月21日(春分の日)

第2回境界リサーチ「舞踏・サウンドスケープ・演劇の視点から’手’を考える」を実施しました

第1回「コトバ|音|カラダ~言葉のない身体WSとおしゃべり」の実施を踏まえて、今回はより大きな会場で実施しました。

 進行役それぞれの専門領域(舞踏・サウンドスケープ・演劇)を軸にした3つのワークと、その体験をふまえた「対話とふりかえり」を実施し、聾者・聴者に共通する「手」から様々な「内と外」を探っていきました。

※考察レポートや活動報告は追って、アートミーツケア学会誌等でも掲載していきます。


◎以下のFB専用ページでは、当日の写真や動画がご覧いただけます。
(撮影協力:牧原依里 映画『LISTEN リッスン』監督)
【Facebook専用ページ】  http://www.facebook.com/Deaf.Coda.Hearing/


2017年11月19日(日)

第1回境界リサーチ「コトバ|音|カラダ~言葉のない身体WSとおしゃべり」を実施しました。

 

 

前半は主に非言語での身体ワークショップを、後半は言語(日本語、手話、文字)によって人と人の間に引かれる「境界線」をリサーチしました。

第1回目の様子→


【課題と目的】カラダ|音|コトバの境界から探る。

 

【前提】人と人の間にあるのは1本の線ではなく、グラデーション状の帯である。その曖昧な世界をこのプロジェクトでは「境界」と名づける。

「境界」とは何か?メンバーそれぞれの世界(聾・CODA・聴)を行き来しながら、芸術の身体感覚を通した言語・非言語対話から探る。聾者と聴者が共にある継続的な活動につなげるための準備プロジェクト。


【活動内容】


①言語/非言語対話の可能性をワークショップやトークセッションから実践的に探る。

②聾者・聴者が共に集う「場」を、芸術活動の延長として試みる。

③多様性社会やケアの現場に不可欠な「非言語コミュニケーション」の力を深める。


協働メンバー

聾/Movement/身体
聾/Movement/身体

●雫境/神津裕幸 (舞踏家・美術家)
1970年福岡県生まれ。2000年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。学生時代より「境界」をテーマに創作を始め、舞踏家の雫境としても多数の作品に参加している。また2016年は聾者の音楽を描いた映画『LISTEN リッスン』の共同監督、2017年3月東京ろう映画祭 関連企画・神津裕幸展『境域-紫窓[SHI・SOU]-』(@アートラボアキバ)。海外での公演やワークショップ開催も多い。Noutan Art Space(濃淡の間)主宰。


聴/Soundscape/音
聴/Soundscape/音

●ササマユウコ (音楽家・コネクト代表)
1964年東京生まれ、上智大学文学部教育学科卒(視聴覚教育、教育哲学)。大学卒業後、映画、出版、劇場の仕事と並行して、1999年から音楽活動開始。洋の東西を越えた音楽家と共にCD6作品を発表し、現在もNYから世界各国に配信中。東日本大震災を機に弘前大学大学院今田匡彦研究室にてサウンドスケープ研究(2013年まで)。「耳の哲学」と名づけ、芸術の内と外を「音と言葉」から見つめている。また同時に自治体の市民大学運営にも携わり、自身の哲学実践拠点として芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト設立(2014)。即興カフェ、空耳図書館、地域連携ワークショップなど。    http://yukosasama.jimdo.com


CODA/Sign  Language/言葉
CODA/Sign Language/言葉

●米内山陽子 (劇作家・演出家・舞台手話通訳)  
1993年から俳優として活動。99年からは劇団立ち上げと共に脚本と演出に転向し、精力的に作品を発表する。08年に活動を休止し第1子を出産。09年に活動を再開し、現在は劇作を中心に活動中。2011年には自身が執筆した作品で、小劇場初の舞台手話通訳を自ら行い、耳の聞こえない観客に演劇の扉を開いていく活動をしている。2012年にユニット「チタキヨ」を旗揚げ。劇場外での公演にも力を入れている。みじめでみっともなくて素敵なものを偏愛している。Jenny Sealey演出の「R&J」(彩の国さいたま劇場)では日本手話コーディネーター兼俳優として出演、聴者と聾者の境界を越えた舞台『残夏-1945-』では脚本を手がけ、2017年7月に再演(座・高円寺)。

協力メンバー:『LISTEN リッスン』監督の牧原依里さん


濃淡の間・実験活動

〇第1回記録「言葉のない対話 nonverbal dialog」

雫境とササマユウコによる非言語対話の実験記録「言葉のない対話」はこちらからご覧いただけます。2時間ほどのディスカッションやワークショップを体験したあとで(手話通訳有)、それぞれの領域の方法論から境界を探り、非言語即興対話をおこなっています。

 動画はこちらでご覧いただけます→

 

(2017.6.10@濃淡の間 記録撮影:米内山陽子)